2025年もいよいよ残り1ヶ月になりました。皆さんにとって、今年はどんな一年だったでしょうか。世の中の動きとしては、「AIの本格化」がかなり大きな影響を与えたのではないかと思います。一昔前だったら考えられないほどのスピードでAIが学習を深め、利用者のトライ&エラーを通じて精度を高めてきています。
AIの発達は、製造業においては加工工程や検査工程の自動化、技術継承、生産性の向上、業務効率化など幅広い範囲での恩恵が期待されており、実際に活用が始まっています。ではありつつも、すべり軸受については、「コンピューターの話だから関係ないのでは?」と思われるかもしれません。
実は、大いに関係しているんです。AIの発達は、膨大な量のデータ管理と、最新鋭のコンピューターが必要ですが、そのデータやコンピューターを保管している場所が停電になったら、どうなってしまうでしょうか。その瞬間に、AIは稼働できなくなり、場合によっては蓄積したデータが消えてしまう可能性もあります。AIの発展にとって、「安定した電力供給」は大きな課題なんです。
そのため、その管理を行う場所「データセンター」には、非常用電源設備が設置されています。万が一、停電が発生した際でも一定の時間は電力を供給し続けられる設備です。大容量の電力を高速で発電して供給する必要があるので、ディーゼルエンジンやガスタービンなどの巨大な機械が導入されています(エンジンやガスタービンに、発電機が装着された発電装置です)。
データセンターは国内にも多数存在しますが、海外でも東南アジアを中心にどんどん増えていっています。データセンターの需要が拡大していくということは、非常用電源設備の需要も拡大していくということです。弊社のすべり軸受は、「中速エンジン」と呼ばれる回転数が高いディーゼルエンジンや、一部のガスタービンなどで多数使用されています。
この需要は数年前から生まれていましたが、今年に入って急拡大しました。今後、更に拡大していくであろうと見込まれています。見えない場所で使われているイソダのすべり軸受が、こんな場所でも使われて、社会を支えていることを、皆さんに知っていただけると嬉しいです。
