2026年4月22日(水)~24日(金)に東京ビッグサイトで開催された、次世代の海事産業のための国際展示会「Sea Japan 2026」を視察しました。弊社から14名の大所帯で訪問。工場の現場からも大勢が参加しました。営業職はお客様の声を直接聞く機会が多いですが、現場で作業している作り手は、自社製品が一体どうやって使われているのか、世の中でどんな役に立っているのかが、なかなか分からないものです。今回の「Sea Japan」訪問は、造船・航海・海運を中心とした海事産業全体がどこに向かっているのか、その中でお客様各社がどういうことに注力しているのか、どういう未来を描いているのかを、参加者全員が直接見聞きしながら肌で感じられる貴重な機会となりました。
今回の全体的な印象としては、やはり新燃料への取り組みを出展各社が懸命に進めていることが伝わってきました。未来の海事産業の主役になるであろう水素燃料、アンモニア燃料はもちろんのこと、水素やアンモニアが主流になるまでの過渡期の航海・海運を支えることが期待されているメタノール燃料やバイオ燃料、そして従来通りの重油を用いながらも高燃費・高出力でCO2排出量を抑える技術。それらは数年前から話題になってはいましたが、いよいよ本格化してきています。
他業界の産業と同様に、AIの活用も一気に進んでいます。次世代海事産業の国際展示会は、来年は愛媛県今治市で開催される「バリシップ2027」、再来年は東京ビッグサイトで開催される「Sea Japan 2028」が控えていますが、AIは進化スピードが速すぎて一年後や二年後にどうなっているのか、もはや未知数です。堅実さが重視される海事産業の中で、AIがどのような役割を果たしていくのか。目が離せない状況になっています。
海事産業に限らず、陸上で用いられる産業機械なども含めた世界的な流れとしては、高出力が求められる傾向があります。「低出力=低荷重」の分野ではボールベアリングが用いられる場合が大多数ですが、「高出力=高荷重」になるとボールベアリングでは耐えられなくなり、すべり軸受の存在価値が高まります。特に、弊社ではホワイトメタル軸受だけでなく銅合金軸受も製作しているため、高出力化が進むと活躍の場が増えていく可能性を秘めています。
これから更に需要が高まっていくことが期待される銅合金軸受の製作技術力に磨きをかけて、ホワイトメタル軸受についても薄メタル(肉厚が薄いすべり軸受)の製作範囲を拡大していきながら、間もなく訪れる近未来、そして未来に向けて、社員が一丸となって切磋琢磨していきたいと思います。

